アウトドアブランドのARC’TERYX(アークテリクス)では、普段づかいしやすいバックパックやウエストバッグを販売しています。
アークテリクスのバックパックは「マンティス26・アロー22・ブレード20」の3種類をよく使用していますが、特に使いやすいと感じるのがこちらの記事でご紹介している「マンティス26」です。
使い勝手の良さだけでなく、コーディネートに取り入れやすいシンプルなデザインも魅力。上の写真では、ユニクロで購入したベーシックなアイテムと合わせています。
荷物が多い時と少ない時、どちらのケースでもバックパックの形が崩れにくいです。荷物が少ない場合は形をきれいに保ちつつ、膨らみを抑えることができました。
アークテリクスのロゴ(始祖鳥モチーフ)が刺繍されており、糸がグレーなので目立ちすぎないのが嬉しいポイントです。
アークテリクスのバックパックは機能性に優れており、ファッションアイテムとしても取り入れやすいデザインです。細部までこだわった作られているので、価格はやや高めな印象。マンティス26は、税込18,360円でした。(2019年5月時点)
こちらの記事では、マンティス26の特徴や収納例、コーディネート写真を掲載しています。
アークテリクスのマンティス26は全部で4色を販売しています。こちらの記事では、人気カラーのブラックを使用しています。公式サイトでは「トレイルからタウンユースまで幅広く使いこなせる」と紹介されていました。
アークテリクスの公式サイト「マンティス26 バックパック」ページ
税込価格 | 18,360円(公式サイト・2019年5月時点) |
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モデル番号 | 7715 |
サイズ | 幅27cm×高さ47cm×奥行き13.5cm |
重量 | 865g(公式サイト)・960g(自宅で計測) |
容量 | 26L |
生地 | N420p ナイロン6 平織り N420bナイロン6 バスケットウィーブ |
カラーバリエーション | Pilot・Black II・Orion・Centaur |
用途例 | ハイキング・タウンユース |
空の状態でマンティス26の重さを量ってみました。公式サイトでは865gと記載されていましたが、自宅で量った場合は960gで100gほど重い数値に。
空っぽの状態でマンティス26を持ってみると少し重く感じますが、ショルダーストラップがしっかりとしているので、背負ってみるとあまり重さを感じませんでした。
マンティス26Lは丸洗いはできず、表面のみを水拭きして手入れをします。製造地はフィリピンと記載されていました。
マンティス26を使用していて特に便利だと感じるのが、内側の生地の色が明るい点です。ブラックカラーのマンティス26は内側がライトグレーで統一されており、収納している荷物がよく見えます。
黒色バックパックは内側はブラックカラーの場合が多く、細々とした荷物が見えにくいことも。電車の中やレストランなど、ファスナーを大きく開くことができない時に特に便利だと感じます。
メインポケットだけでなく、浅型ポケットやサイドファスナーポケットの内側もライトグレーで統一されていました。
マンティス26はパッと見た感じではポケット数が多くない印象ですが、使いやすいように細かくわけられていました。
ノートPCやA4書類を収納できるメインポケットに加え、上部の浅型ポケット、左右のファスナーポケット(2箇所)、サイドのメッシュポケット(2箇所)が用意されています。
地味に嬉しいのが、両開きのファスナーを採用している点です。よく使用するメインポケットと上部の浅型ポケットにダブルファスナーが付いていました。
使いやすい位置にファスナーをセットしておき、取り出す物の大きさに合わせてスムーズに開けることができます。
マンティス26はメインポケットのファスナーが大きく開きます。荷物の入れ替えがしやすく、大きい物の出し入れがスムーズです。その反面、バックパックを立てた状態でファスナーを下げすぎると荷物がガバッと出てしまうことも。
A4サイズのクリップファイルや雑誌を収納しています。ファスナーをバッグの底面に近い位置まで下げることができ、中身の入れ替えがしやすいです。
マンティス26はノートパソコンを収納できる内側ポケットが1つ用意されています。
13インチのMacBook Proを内側ポケットに入れました。ポケットの入り口部分はゴムになっており、ノートパソコンの出し入れがスムーズです。
13インチのMacBook Proをそのまま収納すると、ポケットにすっぽりと収まりました。指で抑えている部分にノートパソコンが入っています。
便利な内側ポケットですが、クッション性がある作りではありません。ノートパソコンを持ち歩く際はノートパソコン用のケースに入れるようにしています。
13インチ用ノートパソコンに入れ、内側ポケットに収納しました。13インチの場合はちょうど良いサイズ感です。
内側ポケットの幅は約24.5cmでした。
内側ポケットの深さは約38.5cmです。15.6インチのノートパソコンは内側ポケットに収まらない可能性があります。
内側ポケットの上部にはキークリップが付いていました。
マンティス26を購入して驚くことが多いのが、背面部に入っているフレームシートです。
収納スペースかな?と思いファスナーを開けて見ると、中には黒色のプレートが入っていました。こちらのプレートがあることで、アウトドアブランドならではのしっかりとした背負い心地を再現することができます。
チャックを全開にし、プレートを引き抜いてみようと思いました。チャックの幅がギリギリでスムーズに引き出すことはできませんでした。戻す時に時間が掛かりそうだだったので、元の状態に戻すことに。
背面にプレートが入っていることで、バックパックの形が崩れにくくなっています。
個人的にはこちらのプレートがあることで背負いやすく、形が崩れにくいので気に入っています。アマゾンや楽天市場の商品レビューを見ていると、このプレートが苦手という方も。使いやすく感じるかは好みがわかれそうです。
背負っている状態のマンティス26を横から見た写真です。背面にプレートが入っていることで綺麗な形を保つことができ、背中に程よくフィットしてくれます。
メインポケットにはA4サイズの雑誌やファイルがスムーズに入ります。両サイドに程よくゆとりがあり、出し入れしやすいのが特徴。
仕事の資料や学校の教科書、読みたい本の持ち歩きに便利です。
収納力があるバックパックなので、男性の1泊旅行用バックとしても使用することができます。冬場の衣類が多い時期はやや不向きですが、ボトムスやトップス、アメニティ各種、インナーをまとめて収納できました。
インナーやボトムスはTHE NORTH FACEの「パーテックス・スタッフバッグ」に入れ、バッグの中でバラバラにならないように収納しました。
Tシャツなどのトップスはシワがつかないように100円ショップで購入したA4クリアファイルボックスに。
折りたたみ傘やiPad mini4、マグボトルなどの小物類はメインコンパートメント以外のポケットに入れました。
マンティス26でよく使用するのが、上部に付いている浅型のポケットです。メインポケットと近い場所にファスナーが付いています。
バックパックを体の前面にまわし、こちらのポケットから小物を取り出すことが多いです。
上の写真ではA5(14.8cm×21cm)サイズのノートを入れた状態です。A5ノートが少しはみ出すくらいの広さでした。
浅型ポケットの内側にもポケットが付いています。広いポケットにはキーケースやモバイルバッテリー、イヤホンなど細々としたアイテムが収納可能です。
細いポケットにはペンを入れることができました。
リップクリームなど、取り出す機会が多いアイテムの収納にも重宝します。バックパックの中で迷子になりやすいアイテムの置き場所に便利です。
浅型のポケットは外出中に取り出す機会が多い物を収納しています。本やコミック本、ハンカチ、カードケースをまとめて入れました。
バックパックを体の前面にまわし、こちらのポケットから荷物を取り出します。電車やバスで座っている時は、こちらのポケットが特に使いやすいです。立てて収納することで使いたいアイテムをすぐに取り出すことができました。
上部の浅型ポケットは500mlペットボトルも収納できる広さです。ただ、こちらのポケットに重さがある物を収納すると、バッグ全体のバランスが崩れてしまうことも。
500mlペットボトルなど重い物は収納せず、小物類をまとめています。長財布も入れやすい広さですが、防犯面を考え、こちらのポケットには財布を入れていません。
500mlペットボトルを持ち歩く時は、バックパックの両サイドに付いているメッシュポケットが重宝します。500mlペットボトルがすっぽりと入り、入り口がゴムになっているので安定感がありました。
パタゴニアで購入した16オンスのステンレススチール製ボトルを収納しました。容量は473mlです。
ゴム付きのメッシュポケットにマグボトルを問題なく収納することができました。飲み物だけでなく、グローブ入れとしても使用可能です。
サイドのメッシュポケットは折りたたみ傘の収納スペースとしても重宝します。使用しない時は目立たないポケットなので、コーディネートの邪魔になりません。
左右にファスナーが付いているポケットは、見た目以上の収納力があるスペースでした。
1つのスペースに両側からアクセスできるのかな?と思っていましたが、別々の空間が用意されていません。向かって左側からアクセスできるポケットが下になっていました。(うっすらと手が透けて見えています)
向かって右側のポケットはA5サイズのノートを収納できる広さです。
A5サイズのノートがすっぽりと収まりました。手帳や本の持ち歩きにも重宝するポケットです。
iPad mini4(134.8mm×203.2mm)も収納することができました。タブレットの出し入れもスムーズです。
向かって左側のポケットの方が少し広く、収納力があります。こちらのポケットも中がライトグレーなので、中身を確認しやすいです。
厚手のフェイスタオルも入れることができ、濡れやすいタオルを他の荷物と分けて持ち歩くことができます。
ファスナーが大きく開くのでタオルが取り出しやすいです。
タオルだけでなく、ショッピングバッグやエコバッグ入れとしても便利です。他の荷物とわけておきたい物の収納に役立ちます。
フェイスタオルとショッピングバッグ(グローサリートート)を一緒に収納することができました。おむつ入れとしても重宝するポケットです。
2021年7月にL.L.Bean楽天市場ショップ(公式)がスタートしました。3,980円(税込)以上は送料無料でした。
マンティス26はファスナーの引き手が長く、ファスナーを開きやすいのが特徴。ポケットが多いバックパックでは、引き手の使いやすいさも重要なポイントです。
使いやすいマンティス26ですが、バッグ単体では自立しないのが難点です。荷物の有無に関わらず、上の写真のようにパタンと倒れた状態になります。
マンティス26を使用する時は、壁や椅子に立てかけることが多いです。
椅子に立てかけるとなかなかの存在感です。
マンティス26の底部分に小さな滑り止めに付いていました。立てかけている状態のバックパックが滑りにくくなっており、ずり落ちるのを防ぐことができます。
タウンユースの場合はウエストベルトを使用しないケースが多いです。ベルトの長さは簡単に調節することができました。バックルにはアークテリクスのロゴ(始祖鳥)がデザインされています。
ウエストベルトを伸ばした状態です。ウエストベルト自体を取ることはできるのか?と試してみましたが、外すと戻すのが難しそうだったので中断しました。
マンティス26の背面はクッション性に優れており、メッシュパッドなので通気性が良いのも嬉しいポイントです。ただ、夏場の汗をよくかく時期はどうしても蒸れてしまいます。
マンティス26はショルダーストラップに厚みがあり、馴染むまでに少し時間が掛かりました。
細いショルダーストラップは肩に負担が掛かりやすいので、荷物が多い時は太くて厚みがあるショルダーストラップのバックパックを使用しています。
ショルダーストラップの内側もメッシュ生地になっていました。
バックパックを2〜3回使用するとショルダーストラップが馴染んできました。肩にフィットしやすく、ストラップ自体は柔らかいので肩に負担が掛かりにくいです。
ショルダーストラップの長さは前面のバックルで調節が可能です。バックパックを背負った状態でも調節することができました。
マンティス26を使用していて気になったのが、ストラップの長さが変わりやすい点です。毎回ではないのですが、バックパックを降ろす時にストラップの長さが変わってしまうことがあります。
すぐに長さを戻すことができますが、ちょっと手間だなぁと感じることがありました。
バックパックの上部に持ち手が付いているアイテムが多いですが、マンティス26Lにも付いていました。
上部の持ち手を使用して、バックパックを手持ちすることができます。ただ、細い紐のような持ち手なので、長時間の持ち歩きには不向きです。
トイレのドアの内側にバックパックを掛けておきたい時に便利でした。
持ち手が細めなので、長時間の使用や重い荷物を入れた状態での使用は避けるようにしています。
マンティス26は普段づかいしやすいサイズです。男性はもちろん、女性も使いやすい大きさでした。(写真:身長177cm・体重67kg)
左はほとんど荷物が入っていない状態、右は各ポケットに荷物が入っている状態の写真です。
バックパック自体の形は崩れにくいですが、荷物が少ない時は膨らみを抑えることができます。
マンティス26Lのカラーはブラックやグレーなど、ダークトーンが中心です。コーディネートの引き締め役として取り入れやすいのが特徴。
バックパック自体のデザインもシンプルなので幅広いコーディネートに合わせることができます。
白ロゴTシャツとカーキパンツにマンティス26を合わせました。ブラックコーディネートの合わせるとやや重い印象になることも。
秋冬シーズンに活躍するグレーパーカとも相性が良いです。グレーとブラックの無彩色コーデなので、足元はベージュスニーカーで少しだけ変化をつけました。
カジュアルなシャツスタイルにマンティス26を合わせました。メゾンキツネのボタンダウンシャツは価格が高めですが、シルエットがきれいで、1着購入すると長く愛用することができます。
ボトムスはバックパックと同じブラックで揃えています。
楽天市場でもマンティス26の取り扱いがあり、購入レビューをチェックすることができました。BEAMSとのコラボ商品も人気です。
アークテリクスが販売しているバックパックの中で近いサイズなのが、「ブレード20」です。マンティス26よりもスッキリとしたデザインで、ビジネスユースでも活躍します。
どちらもポケット数が多く、使いやすいように荷物を整理することができました。厚みがあるアイテムを収納する場合はブレード20よりもマンティス26がおすすめです。
アークテリクスの公式サイト「ブレード20 バックパック」ページ
機能性とデザイン性がよく、アークテリクスの中でも特に人気が高いバックパックが「アロー22」です。マンティス26とアロー22を並べてみると、高さの違いがわかります。
アロー22は高さがある分、奥の物が取り出しにくいことも。小物の持ち運びが多い場合はマンティス26の方が使いやすいと感じました。
アロー22は防水ジッパーを採用しており、雨の日に使いやすいバックパックです。
アークテリクスの公式サイト「アロー22 バックパック」ページ
ザ・ノースフェイスのバックパックでサイズが近いのが、ホットショット クラシックです。前面のデザインが異なり、マンティス26はスッキリとした印象。
荷物が入っていない状態ではホットショット クラシックの方が200gほど重いです。
THE NORTH FACEの公式サイト「ホットショット クラシック」ページ
女性に人気が高いリュック「マリメッコ Buddy」と並べてみました。Buddy自体も大きめサイズのリュックですが、マンティス26の方が高さがあります。