アウトドアブランドのTHE NORTH FACEでは、ウェアやバックパックだけでなくウエストバッグ(ウエストポーチ)を販売しています。
スリムなデザインのグラニュールやスウィープはインスタグラムでも見かける機会が多いアイテムです。
こちらの記事では、ノースフェイスのウエストバッグ人気4モデルの特徴や違いをレポートしています。各ウエストバッグのサイズ感やアイテム選びの参考になれば嬉しいです。
こちらの記事でご紹介しているウエストバッグは「スピナ・オリオン・スウィープ・グラニュール」の4モデルです。
2019年4月時点で販売している現行モデルで、THE NORTH FACEの通販サイト「GOLDWIN」や楽天市場などで購入することができます。
ノースフェイスのウエストバッグはカラーバリエーションが豊富です。無地だけでなく、ウッドチップカモプリントやガーデングリーンなど、コーディネートのアクセントになる柄タイプも販売しています。
いろんなカラーがありますが、特に人気が高いのが、やはり定番の黒(ブラック)です。黒色のウエストバッグは公式通販サイトや店舗で売り切れていることが多く、なかなか在庫が見つからないことも。
THE NORTH FACEの公式通販サイトでは時折入荷されているので、こまめにチェックしておくのもおすすめです。
楽天市場でも人気カラーが入荷されていることが多く、ポイントが貯まりやすいのでよく利用しています。
ノースフェイスのウエストバッグは3,000円〜5,000円台で購入することができます。一番安い価格なのが、グラニュールの3,996円でした。
4モデルの中で一番価格が高いのが、オリオンの5,940円です。グラニュールとオリオンの金額差は約2,000円でした。
スウィープとスピナは4,860円で同価格です。
持ち運ぶ荷物の量や使いやすさでバッグを選ぶことが多いです。一番容量が小さいのがグラニュールでした。必要最小限の物しか持ち歩かない場合はグラニュールが重宝します。
一番容量が大きいスピナは、アウトドアでも活躍するアイテムです。メインコンパートメントとは別に前ポケットが1つ、両サイドにポケットが2つ用意されていました。
オリオンとスウィープの容量さは1Lです。オリオンは内側ポケットが使いやすく、小物整理がしやすいアイテムでした。スウィープは見た目よりも収納力があり、500mlペットボトルや折りたたみ傘を入れやすいサイズです。
ノースフェイスのウエストバッグは、前面にロゴがデザインされています。ロゴはプリントではなく、刺繍なのが嬉しいポイントです。細かい部分ですが、プリントと刺繍ではパッと見た時のイメージが大きく変わります。
小さめサイズのバッグを選ぶ時、気になるのが「長財布が入るかどうか」です。4つのウエストバッグに長財布を入れて使用してみました。
スウィープ・オリオン・スピナの3モデルは、問題なく長財布を入れて使用することができました。
長財布を収納できますと言い切れないのが、グラニュール(左上)です。上の写真ではメンズ用長財布を入れており、ファスナーを閉じることができました。
長財布を入れると収納スペースのほとんどを占めるため、他の荷物があまり入りません。また、厚みがあるレディース用長財布を収納したところ、ファスナーを最後まで閉めることができませんでした。
散歩やウォーキングで持ち歩くことがある500mlペットボトルを入れてみました。一番小さいグラニュールにも入れることができましたが、バッグがパンパンになってしまいます。
グラニュールはストラップがやや細めなので、500mlペットボトルを入れると肩や腰に負担が掛かることも。
オリオン・スウィープ・スピナは500mlペットボトルの出し入れがスムーズです。容量としては2本ずつ入れることができますが、収納スペースを考えると1個のバッグにつき1本のみを入れて使用します。
持ち歩くことが多いiPad mini4(幅13.48cm×高さ20.32cm)を各バッグに収納しました。タブレットには専用ケースをつけています。
グラニュールにはiPad mini4を入れることができませんでした。スウィープ・オリオン・スピナにはiPad mini4を収納することができ、スピナは内側に付いているメッシュポケットにiPad mini4が入りました。
ノースフェイスのウエストバッグは、斜め掛けで使用することが多いです。どのバッグもストラップの長さを調節できるので、使いやすい位置で使用することができます。
同じコーディネートに4モデルのバッグを合わせてみました。身長は177cm・体重は66kgです。
色の違いで多少見え方が変わりますが、一番小さいグラニュールが一番スッキリとした印象。容量が大きいスピナは前掛けではやや大きいと感じました。
スピナの存在感がすごいですね…!
スウィープとオリオンはバッグに荷物を詰め込みすぎなければ、前掛けで使いやすいです。スウィープを前掛けする時は上の写真よりも少しストラップを短めにしても良さそうです。
ウエストバッグなので4モデルすべてにバックルが付いています。斜め掛けの場合も着脱がラクでした。
荷物の出し入れが少ない時は、後ろ掛けでも使用することができます。防犯面では前掛けがおすすめです。並べるてみるとサイズの違いがよくわかりました。(身長177cm・体重66kg)
容量が大きく、バッグ自体が膨らみやすいスピナは後ろ掛けがしっくりときます。上の写真では、THE NORTH FACEのスウェットシャツ「メンズ・スクエアロゴクルー」と合わせました。
バッグの付け心地を大きく左右するのが、背面の素材や形状です。グラニュール(左上)の背面は前面と同じ生地を使用しており、スッキリとしたデザイン。
オリオン(左下)はソフトな触り心地のメッシュ生地が使用されています。身体にフィットするデザインで、付け心地がよかったです。
スウッィープ(右上)もメッシュ生地を使用しており、体のラインに沿うようにクッションで調節されています。通気性がよく、使いやすいバッグですが、ベロクロ式(マジックテープ)が付いているアウターとは相性が悪かったです。
スピナ(右下)はメッシュ生地ではありませんが、体にフィットしやすいようにクッション材が入っていました。
ウエストバッグの背面にハンドル(持ち手)が付いているのは、スピナのみです。手で持って持ち運ぶことができます。
各ウエストバッグのストラップの太さを定規で測ってみました。グラニュールとオリオンが約3cm、スウィープとスピナが約3.8cmでした。
長時間の持ち歩きや荷物の量が多い場合は、ストラップが太めのスウィープとスピナがラクでした。
グラニュールとオリオンはストラップが少し細い分、スッキリとした印象にまとまります。
よく見てみるとバックルのデザインやサイズが異なりました。グラニュールとスウィープのバックルには、THE NORTH FACEのロゴがデザインされています。オリオンとスピナにはロゴが入っていませんでした。
グラニュール・スウィープ・スピナの3モデルはバックルがバッグの中央にあります。オリオンのみバックルがバッグの左側に付いていました。
ストラップの長さ調節はバックルで行うことができます。余ったストラップがプラプラしないようにバンドが付いていますが、スピナはバンドの位置が動かず、ストラップの端がプラプラと余ってしまいました。
各ウエストバッグの外側から開けることができるポケットの種類(位置)を写真付きでご紹介します。
容量が小さく、スリムなグラニュールは外側のポケットが2箇所のみです。財布などを収納するメインコンパートメントは、前面の両開きファスナーで開け閉めができます。
グラニュールの背面にもファスナー付きポケットがついており、リップクリームやイヤホンなど小物収納にも便利でした。iPhoneXR(7.57cm×15cm)も入れることができるスペースです。
オリオンもグラニュールと同じ構造でした。前面に両開きファスナーがあり、こちらがメインコンパートメントです。ファスナーの引き手が長いので、開け閉めがしやすいのが特徴。
メッシュ生地の背面にもファスナー付きポケットが付いていました。グラニュールは横長でしたが、オリオンは縦長です。
iPhoneXR(7.57cm×15cm)は立てて入れることができず、iPhone8(6.73cm×13.8cm)は収納することができました。
スウィープは外側ポケットが3つあり、前面には両開きファスナーが付いていました(メインコンパートメント)。
パッと見た感じではわかりづらいのですが、バッグの上部に片側ファスナーのポケットが付いています。浅いポケットなので、リップクリームやイヤホンなど小物入れに便利です。
バッグの左部分にメッシュタイプのミニポケットが用意されていました。あまり使っていないのですが、のど飴を入れやすいスペースです。
外側ポケットが一番多いのが、容量が大きいスピナです。前面に片側ファスナーポケットがついており、スマートフォンやパスケース、ハンドクリーム入れとして重宝します。
メインコンパートメントのファスナーは両開きです。
バッグの両サイドにストレッチ素材のポケットが付いています。ペットボトルやミニサイズの折りたたみ傘入れとして使用できるポケットです。
内側のポケットの有無や種類によって、収納のしやすさが変わります。一番小さいグラニュールにはメッシュタイプの内側ポケットが付いていました。
内側のメッシュポケットは真ん中に区切りが用意されており、キーケースやモバイルバッテリーなどを立てて収納しやすくなっています。内側ポケットの近くにはキークリップも付いていました。
4つのウエストバッグの中で、特に内側ポケットが使いやすいと感じたのがオリオンです。一番奥に横長ポケットがあり、その手前にファスナー付きポケット(メッシュ)が用意されていました。
内側ポケットが2個にわかれているので、財布やキーケース、メモ帳など小物類をわけて収納しやすいです。ファスナー付きポケットがあるので、キーケースや定期入れの収納にも便利でした。
スウィープは内側にポケットがありませんでした。革小物と500mlペットボトルを一緒に収納するにはやや不便です。
両開きファスナーが大きく開くので、荷物の出し入れがしやすいのが特徴。細々とした物を多く収納する場合は、ポーチの活用がおすすめです。
スピナは横長のメッシュポケットが用意されていました。真ん中に仕切りがなく、長財布を入れやすいスペースです。チラッと見えている赤い紐はキークリップでした。
各ウエストバッグの収納例をご紹介していきます。一番容量が小さいグラニュールは必要最小限の荷物のみを持ち歩く時に使用します。
長財布ではなく、二つ折り財布やL字ファスナー財布の使用がおすすめです。
内側ポケットが真ん中で仕切られているので、キーケースやリップクリームを使いやすく収納することができました。残りのスペースに二つ折り財布とタオルハンカチを入れています。スマートフォンは背面ポケットに収納しました。
▼ グラニュールの特徴や収納例、着用写真は下の記事でご紹介しています。
イヤホンやモバイルバッテリー、リップクリームなど細々とした物を持ち歩く時に便利なのがオリオンです。500mlペットボトルと一緒に入れることができました。
内側ポケットが2個あるので、500mlペットボトルと革小物、モバイルバッテリーを離して収納することができました。ペットボトルの上にはタオルハンカチを置いています。スマートフォン(iPhone8)は背面ポケットに。
▼ オリオンの特徴や収納例、着用写真は下の記事でご紹介しています。
スッキリとした形のスウィープは、長財布や本の持ち歩きに便利です。
中にポケットがない分、サイズが大きい物を立てて収納しやすいです。リップクリームはバッグ上部の小さなファスナーポケットに入れました。
▼ スウィープの特徴や収納例、着用写真は下の記事でご紹介しています。
スピカは収納力があり、折りたたみ傘と小物類を一緒に入れることができました。
横長のメッシュポケットには二つ折り財布とスマートフォン、キーケースを立てて収納しています。折りたたみ傘と財布の間には、タオルハンカチを立てて入れました。
モバイルバッテリーやリップクリームは前面のファスナーポケットに収納しています。
▼ スピナの特徴や収納例、着用写真は下の記事でご紹介しています。
実際に使ってみて感じたのは、どのバッグも使い勝手の良さはバッチリでした。デザインの好みや荷物量で選ぶのがおすすめです。
デザイン面では一番シルエットがきれいなグラニュールが気に入っています。シンプルなデザインのウエストバッグは、シャツスタイルとも合わせやすいです。
人気の黒色グラニュールはコーディネートの引き締め役にぴったりです。明るいカラーや柄タイプはコーディネートのアクセントになります。
荷物が少なく、長財布や500mlペットボトルを入れない時はよくグラニュールを使用しています。
楽天市場の「THE NORTH FACE グラニュール」商品一覧へ
デザイン性と収納力のバランスが良いのが、オリオンです。スウィープとスピナよりもやや平らな形で、前面のロゴがきれいに見えます。
内側ポケットが2つあり、小物の整理や出し入れしやすい点が特に気に入っています。荷物が少ない時も多い時も形が崩れにくいのも嬉しいポイントです。
楽天市場の「THE NORTH FACE オリオン」商品一覧へ
真ん中が膨らんでいる形状のスウィープは、独特のデザインがコーディネートのアクセントになります。上の写真では「グレーストーンブルーリップストップ」カラーを使用していますが、ブラックやダークグレーヘザーはコーディネートの引き締め役に。
内側ポケットがないので小物整理がしづらい場合がありますが、ファスナーが大きく開くので長財布や本、iPad mini4など大きい物の出し入れがしやすいです。
楽天市場の「THE NORTH FACE スウィープ」商品一覧へ
500mlペットボトルや折りたたみ傘など、持ち歩く物が多い場合はスピナが便利です。デザインは好みがわかれるところですが、存在感があり、実用性が高いバッグでした。