
Arc’teryx(アークテリクス)の人気アイテム「ベータSL」がリニューアルし、「ゼータSL」として新登場しました。
ゼータSLは2019年2月に発売され、アークテリクスの店舗や正規販売店で購入することができます。こちらの記事で着用しているゼータSLは、2019年3月にアークテリクス神戸店で購入したアイテムです。

旧モデルのベータSLを持っていないので厳密な比較はできませんが、アークテリクスのお店の方に変更点をお聞きしました。
パッと見た感じでは、ベータSLとゼータSLの違いをあまり感じないかもしれません。店舗や公式オンラインストアではベータSLの販売が終了しており、現行モデルのゼータSLを購入することができます。

ゼータSLは店舗だけでなく、アークテリクス公式オンラインストアでも購入可能です。価格は1着44,000円(税込)でした。
今回はベータSLからのモデルチェンジがありましたが、お店でお聞きしたところ「モデル変更は頻繁に行われない」とのことです。
アークテリクスの公式サイト「ゼータSL ジャケット メンズ」ページ
| 税込価格 | 44,000円(公式サイト・2021年3月時点) |
|---|---|
| サイズ展開 | XS・S・M・L・XL・XXL(公式サイトにメンズ・トップサイズ表あり) |
| 重量 | 310g |
| 生地 | PACLITE®プラス 製品技術を使用したN40r ゴアテックス生地 |
| カラーバリエーション | Black(黒)・Dark Firoza(ブルー)・Robotica(ライトグレー)・Trail Blaze(オレンジ)・Yukon(マスタード)・Labyrinth(ブルーとネイビーの中間色) |

ジャケットに付いていた商品タグは英語で表記されていました。公式通販サイトのユーザーレビューも英語が中心なので、できれば日本語にも対応して欲しいところです。

ゼータSLは310gと超軽量で、ドライな着心地を維持できるのが嬉しいポイントです。
防寒性に優れているというわけではないので、シーズンによって中に着るアイテムを調節します。
冬場はインナーダウンと合わせたり、春先は薄手のカットソーと合わせるなど、中に着る物を変えることで長いシーズンでの着用が可能です。

アークテリクスのジャケットはサイズ選びに悩むことが多いです。店舗でM・S・XSを試着し、XSを購入しました。ゆったりとしたシルエットよりもスリムに着るのが好きなので、ややタイトなサイズを選んでいます。
上の写真では中に厚手のセーターを着ており、ややピッチリ感が。少しゆとりを持たせる場合は、Sサイズでも良さそうでした。
Mは袖が長く、全体的にオーバーサイズだったので選ぶことができませんでした。

新モデルのベータSLは、両サイドがややスリムになりました。後ろから見てもウエストラインがすっきりと絞られているのがわかります。

ゼータSLは「お尻が半分隠れる形」のモデルなので、後ろ側が少し長くなっています。

着用した状態で横から見てみると、前後の丈の長さが異なるのがわかります。

アークテリクスの店舗でベータSLからの変更点をお聞きしたところ、一番でおっしゃっていたのが「内側生地のグレードアップ」でした。
肌側の表面にナイロンビーズが施されており、着心地と耐久性がアップしました。

始祖鳥ロゴの裏面に付いている生地が、旧モデルベータSLで使用されていた生地とのこと。ゼータSLの生地と比べてみると、新モデルの方がサラッとした肌触りでした。

アークテリクスのバックパックやジャケットは、ロゴに刺繍を採用しているモデルが多いです。白色の糸ではなく、ややツヤ感があるグレーの糸を使用しているのがポイント。
ロゴが目立ちすぎず、クールなイメージでまとまっています。アークテリクスはブラックとグレーの組み合わせ方がカッコいいです。

慣れの問題かもしれませんが、メインジッパーをスムーズに閉めることができない場合があります。一般的なパーカやジャージよりもジッパーを上げるのが難しいです。

冬場で手が冷えていたり、中に厚手のトップスを着ていると特にジッパーを上げるのが難しいです。
やや小さめサイズを選んでいることも原因の一つかもしれません。ただ、きちんとジッパーは閉まるので問題なく使用できています。

ジャケットの両側に止水ジップポケットが付いており、デザインのアクセントにもなっています。こちらのジッパーは動きがスムーズです。

カバーをつけた状態の「iPhoneXR(7.57cm×15cm)」も問題なく収納することができました。

ジッパーがしっかりと閉まり、水が入るのを防いでくれます。特に雨の日など悪天候の日はこのポケットが活躍します。
ややツヤ感があるポケットデザインもカッコいいです。

両側の袖にベロクロ(マジックテープ)が付いており、袖を太さを調節することができます。タウンユースで天気が穏やかな日は、あまり絞らずに使用することが多いです。

腕時計も問題なく付けることができます。

腕時計は北欧フィンランドのブランド「Suunto」を合わせています。スントの腕時計はアークテリクス神戸店にも置かれていました。

フードがペチャっと潰れてしまうと、機能面だけでなく全体のシルエットが変わってしまいます。
ゼータSLのフードは形を保つ芯がしっかりとしているので、後ろや横から見た場合でもキレイな形をしています。

ゴアテックス製品は洗濯しても良いのか悩むところですが、製品の機能を最大限に発揮するために、こまめな洗濯がおすすめされています。

ゼータSLを購入した時に製品の取り扱いについて書かれた紙をもらいました。ゼータSLの「洗濯方法」「乾燥」「撥水性の回復方法」について記載されています。

ゼータSLは洗濯機で洗うことができます。詳細は紙に書かれている内容をご覧ください。要点をまとめました。

ゼータSLはドライクリーニングがNGです。自宅の洗濯機で水洗いをします。ラミネーション加工が施されているので、高温のアイロンや乾燥機を使用することができません。

ゼータSLを着用しない時はハンガーを使用した吊り下げ収納が推奨されています。畳んで収納せず、日陰の風通しが良い場所で保管するのがおすすめです。

アークテリクスのジャケットやウェアは価格が高いアイテムが多いです。一度購入すると長く愛用できますが、やはり値段の高さがネックになることがあります。
通販ショップで格安で売られていることがありますが、本物という確証はなく偽物の可能性も。
可能な限り、メーカー店舗や公式通販サイト、正規取扱店での購入がおすすめです。

アークテリクスでは、オーナー保証+修理保証プログラム「BIRD AID」が用意されています。プログラム加入には費用が掛からず、メーカー店舗や正規取扱店で対象商品を購入した時に無料で付与されました。

アークテリクスの国内総輸入元である「アメアスポーツジャパン株式会社」が行なっている、購入者保証プログラムです。

保証期間は購入日から3年間です。購入金額の30%まで、修理費用が無料になります。
ゼータSLの場合は40,000円で購入したので、最大修理補償金額が12,000円です。詳しくは写真に記載されている例をご確認ください。

保証書内に修理履歴が残るようになっています。修理フローや手入れ方法も記載されていました。

ゼータSLが手元にある場合は、黒い封筒に入っているBIRD AID保証書を保管しておきます。

超軽量で耐久性に優れたゼータSLは、日常づかいしやすいアイテムです。ベーシックなデザインなのでコーディネートに合わせやすく、シルエットのキレイさも魅力。
中に着る物で温度調節がしやすく、突然の雨にも対応できます。アークテリクスのウエストバッグ「マカ2」やバックパックとも相性が良いです。